二階建ての高さはどれくらい?高さ制限をクリアできるのか解説
2024/10/18
二階建ての家に住みたいけど、高さ制限ってどのくらい。
「二階建てなら大丈夫だろう」
そう思っていませんか。
実は、二階建てでも、間取りや建物の構造によっては、高さ制限に引っかかってしまうことがあります。
この記事では、二階建ての住宅を建てる際に必ず確認しなければならない高さ制限について解説します。
□二階建ての高さ制限
二階建ての住宅を建てる際に必ず確認しなければならないのが、高さ制限です。
高さ制限は、日照や風通しを確保し、周辺環境を守るための法律で、地域や道路の状況によって異なります。
主な高さ制限には、以下の4つがあります。
1:絶対高さ制限
絶対高さ制限は、建物の高さそのものに制限をかけるものです。
都市計画法で定められており、地域によって異なります。
例えば、都市部では20mを超える建物が禁止されている場合もあります。
一般的に、二階建て住宅は絶対高さ制限に引っかかることは少ないですが、天井高の高い吹き抜けのある家や、3階建てに近い構造の家など、注意が必要です。
2:道路斜線規制
道路斜線規制は、道路に面した建物の高さに制限をかけるものです。
道路からの距離が近ければ近いほど、建物の高さを低くする必要があります。
これは、道路に面した建物の影が道路に届かないようにするためです。
道路斜線規制は、道路の幅員によって異なります。
道路が狭いほど、建物の高さは低くなる傾向にあります。
3:隣地斜線規制
隣地斜線規制は、隣接する土地との境界線から一定の距離内に建物を建てる場合に、建物の高さを制限するものです。
これは、隣接する土地の日照を確保するためです。
隣地斜線規制は、隣接する土地の高さや、境界線からの距離によって異なります。
隣接する土地が低い場合は、建物の高さを高くできる場合がありますが、逆に隣接する土地が高い場合は、建物の高さを低くする必要があります。
4:北側斜線規制
北側斜線規制は、北側道路に面した建物の高さに制限をかけるものです。
これは、北側道路に面した建物の影が、隣接する土地の日照を妨げないようにするためです。
北側斜線規制は、道路の幅員や隣接する土地の高さによって異なります。
北側道路が狭く、隣接する土地が高い場合は、建物の高さを低くする必要があります。
□二階建てでも高さ制限に引っかかる可能性はあるのか?
二階建てでも、高さ制限に引っかかる可能性はあります。
特に、天井高の高い家や、3階建てに近い構造の家は注意が必要です。
例えば、吹き抜けのあるリビングは、天井高が高くなるため、高さ制限に引っかかる可能性があります。
また、屋根裏部屋を設ける場合も、屋根の勾配が急になるため、高さ制限に引っかかる可能性があります。
地域によっては、二階建てでも高さ制限が厳しく、建物の高さを低くする必要がある場合もあります。
1:高さ制限に引っかかる可能性が高いケース
・天井高が高い家
・吹き抜けのある家
・屋根裏部屋のある家
・3階建てに近い構造の家
・地域によっては、二階建てでも高さ制限が厳しい場合がある
・建築基準法では、建物の高さが13mを超える場合は、構造計算が必要となる
2:高さ制限をクリアするためにできること
・建築前に、地域の建築基準法を確認する
・設計段階で、高さ制限を考慮した設計をする
・建築士と相談して、高さ制限に適合する設計にする
・建物の高さを低くする工夫をする
・屋根の勾配を緩くする
・天井高を低くする
・吹き抜けを小さくする
・屋根裏部屋を諦める
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□まとめ
二階建ての住宅でも、高さ制限に引っかかる可能性はあります。
建築前に、地域の建築基準法を確認し、設計段階で高さ制限を考慮することが重要です。
建築士と相談して、高さ制限に適合する設計にすることで、安心して二階建ての家を建てることができます。
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