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吹き抜け床面積を理解!新築・リフォーム前に知っておくべきこと

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吹き抜け床面積を理解!新築・リフォーム前に知っておくべきこと

吹き抜け床面積を理解!新築・リフォーム前に知っておくべきこと

2025/03/26

吹き抜けのある家は、開放的で明るい空間を実現できる魅力的な間取りです。
その設計にあたっては、吹き抜け部分が床面積にどのように影響するのか、という点が大きな疑問となります。
建築基準法に則った正確な理解がないままに設計を進めると、後々問題が発生する可能性もあります。
今回は、吹き抜けと床面積の関係について、具体的な計算方法や例外ケースなどを解説します。
新築やリフォームを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

吹き抜け床面積はどうなる?建築基準法と床面積の計算方法

吹き抜けとは何か?その魅力と注意点

吹き抜けとは、2階以上の階に床がなく、1階と2階がつながった開放的な空間のことです。
採光や通風を促し、空間の広がりを感じさせるなど、多くのメリットがあります。
しかし、冷暖房効率の低下や、メンテナンスの難しさといった注意点も考慮する必要があります。

建築基準法における床面積の定義

建築基準法では、床面積は各階の壁の中心線で囲まれた部分の面積と定義されています。
吹き抜け部分には「床」がないため、通常は床面積に算入されません。

吹き抜けが床面積に含まれない理由

吹き抜け部分は、建築基準法上の床面積計算においては「床」として扱われません。
そのため、吹き抜けを作ったからといって、単純に床面積が増えるわけではありません。

吹き抜け床面積の計算方法と具体的な例

吹き抜け部分を除いた各階の床面積を合計することで、延べ床面積が算出されます。
例えば、1階面積50㎡、2階面積40㎡の住宅で、1階リビングの一部に吹き抜けがある場合、吹き抜け部分を除いた1階面積と2階面積の合計(50㎡+40㎡=90㎡)が延べ床面積となります。
吹き抜け面積自体は、この計算には含まれません。

吹き抜け床面積が算入される例外ケース

渡り廊下やキャットウォークの存在

吹き抜け部分に渡り廊下やキャットウォーク(壁面に設置された通路)がある場合、それらは床として扱われ、床面積に算入される可能性があります。
通路の面積が小さくても、建築基準法に抵触する可能性があるため注意が必要です。

吹き抜け部分の収納棚の扱い

吹き抜け部分に設置された収納棚も、その形状や大きさによっては床面積に算入される場合があります。
特に、棚の高さが2階部分にまで及ぶ場合、床面積として扱われる可能性が高くなります。

その他の例外ケースと注意点

渡り廊下やキャットウォーク、収納棚以外にも、吹き抜け部分にバルコニーや手すりなどが設置されている場合、状況によっては床面積に算入される可能性があります。
設計段階で、建築基準法に詳しい専門家と相談することが重要です。

建築確認申請における注意点

建築確認申請を行う際には、吹き抜けの設計状況を正確に申請書に記載する必要があります。
誤った申請は、申請不承認や是正指示につながる可能性があるため、十分な注意が必要です。

まとめ

吹き抜けは、開放的な空間を実現する魅力的な設計要素ですが、床面積への影響について正確な理解が必要です。
一般的には床面積に算入されませんが、渡り廊下やキャットウォーク、収納棚などの構造物がある場合、例外的に床面積に算入される可能性があります。
建築基準法を遵守し、設計段階から専門家と相談しながら、理想的な吹き抜けを実現しましょう。
建築確認申請においても、正確な情報を提出することが重要です。
吹き抜けの設計を検討する際は、床面積の計算方法や例外ケースを理解し、建築基準法に則った適切な設計を行うことが大切です。

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