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アイランドキッチンとは?間取り設計のポイントとメリット・デメリット

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アイランドキッチンとは?間取り設計のポイントとメリット・デメリット

アイランドキッチンとは?間取り設計のポイントとメリット・デメリット

2025/01/26

アイランドキッチンは、開放感とスタイリッシュなデザインが魅力のキッチンスタイルです。
しかし、導入を検討する際には、間取りや動線、収納など、多くの点を考慮する必要があります。
今回は、アイランドキッチンのメリット・デメリットから、間取り設計における具体的な数値、様々なライフスタイルに合わせたレイアウト提案、そして注意点とその対策まで、解説します。

アイランドキッチン導入のメリット・デメリット

*開放感とコミュニケーションの向上

アイランドキッチンは、リビングやダイニングと一体化することで、開放的な空間を生み出します。
壁に囲まれないため、調理中も家族とのコミュニケーションが取りやすく、リビングの様子も把握しやすいため、小さなお子さんを持つ家庭にも安心です。
複数人で調理することも容易で、料理がより楽しくなります。

*家事動線の効率化

アイランドキッチンは、シンク、コンロ、冷蔵庫といった主要な作業場所へのアクセスが容易です。
ワークトライアングルを意識した配置にすることで、家事動線がスムーズになり、作業効率が向上します。
左右どちらからもアクセスできるため、複数人が同時に作業しても邪魔になりにくいのもメリットです。

*収納スペース確保の工夫

アイランドキッチンは壁付けキッチンと比べて収納スペースが限られるため、工夫が必要です。
背面収納や床下収納、パントリーなどを活用することで、収納力を補うことができます。
また、吊り戸棚や、キッチンの高さを利用した引き出し式の収納なども有効です。

*匂い拡散と油はねへの対策

アイランドキッチンは、開放的な空間ゆえに、調理中の匂いや油はねがリビングに広がりやすいというデメリットがあります。
高性能な換気扇の設置、こまめな換気、油はねガードの使用などが対策として有効です。
換気扇の能力や設置場所、窓の位置なども重要になります。

*広いスペースが必要な点と動線確保の重要性

アイランドキッチンは、キッチン本体に加え、周囲に十分な通路幅を確保する必要があります。
通路幅が狭すぎると、作業がしにくくなったり、複数人が同時に作業しにくくなります。
最低でも通路幅100~120cmは確保したいところです。
LDK全体の広さや家具の配置も考慮し、十分なスペースを確保しましょう。

理想のアイランドキッチンの間取りを実現するための設計ポイント

*キッチンのサイズと通路幅の確保

アイランドキッチンのサイズは、コンパクトなもので間口180cm×奥行き75cm程度から、大型のものだと間口300cm×奥行き100cm以上まで様々です。
通路幅は、最低でも100~120cmは確保し、作業スペースや動線を考慮して十分な広さを確保する必要があります。
冷蔵庫などの大型家電の設置場所も考慮しましょう。

*ワークトライアングルを意識した配置

ワークトライアングルとは、シンク、コンロ、冷蔵庫の3点を結んだ三角形のことで、その合計距離が3.6~6m以内が理想的です。
アイランドキッチンでは、シンクとコンロが横並びになることが多いので、冷蔵庫は背面に配置するのが最適です。
背面に配置できない場合は、動線と冷蔵庫の扉の開閉方向に注意が必要です。

*冷蔵庫の位置と扉の開閉方向

冷蔵庫はワークトライアングルを考慮して配置し、扉の開閉方向にも注意しましょう。
通路に扉が開かないように、また、作業の邪魔にならない場所に配置することが重要です。
冷蔵庫のサイズも考慮し、十分なスペースを確保しましょう。

*収納スペースの確保方法とレイアウト

アイランドキッチンの収納スペースは限られるため、背面収納、吊り戸棚、床下収納、パントリーなどを活用して、収納力を補う必要があります。
収納のレイアウトは、使用頻度や物のサイズを考慮して計画しましょう。

*換気システムと窓の位置

アイランドキッチンでは、高性能な換気扇の設置が重要です。
換気扇の能力や設置場所だけでなく、窓の位置や数も考慮し、十分な換気を確保しましょう。
窓の位置によって、自然換気も活用できます。

*ダイニングとの配置パターンと動線

ダイニングとの配置パターンは、キッチンの対面、横並び、一体型などさまざまです。
それぞれの配置パターンによって動線が大きく変わるため、生活スタイルや家族構成などを考慮して最適な配置を選びましょう。
配膳や片付けの動線も考慮すると良いでしょう。

まとめ

アイランドキッチンは開放的でコミュニケーションが取りやすい反面、広いスペースと十分な収納、換気、動線の確保が重要です。
キッチンのサイズ、通路幅、ワークトライアングル、冷蔵庫の位置、収納、換気システム、ダイニングとの配置などを考慮し、綿密な計画が必要です。

ライフスタイルに合わせたレイアウトを選択することで、快適なキッチン空間を実現することができます。
事前に十分な検討を行い、後悔のないキッチン選びを目指しましょう。

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