長期優良住宅の断熱等級5とは?基準値やメリットと補助金も解説
2024/10/26
将来を見据え、快適で経済的な住まいを求めている方へ。
賢く家づくりをしたいと考えているなら、長期優良住宅は魅力的な選択肢の一つです。
長期優良住宅には、高い耐久性と省エネ性能が求められます。
その中でも、近年注目されているのが「断熱等級5」です。
この文章では、長期優良住宅の断熱等級5について、基準値やメリット、補助金などを解説していきます。
□長期優良住宅の断熱等級5とは?
長期優良住宅の認定基準は、2022年に大きく変更されました。
その変更点の一つとして、断熱性能の強化が挙げられます。
従来の断熱等級4から、新たに断熱等級5~7が設定され、より高い断熱性能が求められるようになりました。
断熱等級5は、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準に適合する程度のエネルギー削減が得られる対策を講じた住宅を指します。
1:断熱等級5は、ZEH基準に準拠するレベルの断熱性能を備えています。
2:ZEH基準とは、年間の一次エネルギー消費量をゼロ以下にすることを目指した住宅の基準です。
3:断熱等級5の住宅は、冷暖房負荷を低減し、省エネ性能に優れた快適な住空間を実現することができます。
断熱等級5を実現するには、断熱材の厚みや種類、窓の性能など、さまざまな要素を考慮する必要があります。
□長期優良住宅の断熱等級5の基準値
断熱等級5の基準値は、地域によって異なります。
1:断熱等級5の基準値は、外皮平均熱貫流率(UA値)と冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)の2つの数値で表されます。
2:UA値は、住宅の熱が外に逃げるやすさを示す数値で、数値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。
3:ηAC値は、夏の太陽光による熱取得量を示す数値で、数値が小さいほど日射取得量が少なく、冷房負荷が低減されます。
例えば、島根県(東部)の場合、UA値は0.6W/平方メートルK以下、ηAC値は2.8W/平方メートル以下が基準値となります。
地域ごとに定められた基準値を参考に、断熱材やサッシなどの性能を検討する必要があります。
当社では建築中はもちろん、建築後のアフターフォローも充実しております。
お渡し後60年後にわたって末永く住宅をサポートいたしますので、ぜひ家づくりを検討されている方はお気軽にお問い合わせください。
□まとめ
長期優良住宅の断熱等級5は、ZEH基準に準拠するレベルの高い断熱性能を備えた住宅です。
断熱等級5にするためには、地域ごとの基準値を参考に、断熱材やサッシなどの性能を適切に検討する必要があります。
断熱等級5の住宅は、省エネ性能に優れ、一年中快適に過ごせる住空間を実現することができます。
また、補助金制度を活用することで、経済的な負担を軽減することも可能です。
将来を見据え、快適で経済的な住まいを求めるのであれば、断熱等級5の長期優良住宅を検討してみてはいかがでしょうか。